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「脳」は若返る!
【篠原菊紀教授監修 いきいき脳楽エイジング】

老人ホームの新しいタイプ

従来の老人ホームの主なタイプは次のようなものでした。

1.介護老人福祉施設(「特別養護老人ホーム」「特養」)
2.介護老人保健施設(「老健」)
3.グループホーム
4.有料老人ホーム

しかし、高齢化社会が加速化する中でニーズに応えていくことは並大抵ではありません。高齢者の数が増加しているだけでなく、入居希望者の個性も多様化しているからです。そもそも人生80年といわれる時代にあって平均入居年齢が60〜65歳ですから、老人ホームで15〜20年間が平均した生活期間となります。誕生した赤ちゃんが成人するほどの期間をそこで過ごすので、その費用も決して軽く考えられない額に上ります。老人ホームの選択は、人生における非常に重要なものなのです。

このような新しい需要に応えるために、現在は従来のタイプとは異なる新しいタイプの老人ホームが模索されつつあります。

5.新型特養ホーム
 従来の「特別養護老人ホーム」(「介護老人福祉施設」。「特養」と呼ばれることが多い)の新しい形で、公的ホームです。従来の特養ホームの場合は大部屋(相部屋)となるケースが多かったのですが、新型では、個室やユニットケア、個別のケアサービスが受けられるようになっています。ただし、月額10万円ほど掛かります。従来、月額費用5万円だったのが、それに更に5万円がプラスされる形です。

6.新型ケアハウス
 従来のケアハウスは比較的自立した人が対象でした。身の回りのことを自分でできる程度の人です。そのため介護の必要度が進むと退所しなければなりませんでした。新型の場合は介護認定が必要となります。自治体と民間企業とが連携した、新しい方式での施設となります。

7.ケア付きマンション
 集団生活に抵抗が大きい人向けといえるもので、分譲または賃貸のマンションに緊急通報や食事サービスを付加したものです。ただし介護が必要となった場合は、外部の在宅サービスと個別に契約が必要となり、さらに介護の必要度が進むと、また別の施設への入居を改めて検討せざるを得なくなるのが実態です。

その他、従来からある有料ホームが最近ではかなり費用も下がり、利用しやすくなりつつあります。老人ホームの模索時代といえるかもしれません。

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